薬を飲んでも効かない! 起立性調節障害(OD)に処方される薬の正しい理解

【1:起立性調節障害とは?】

起立性調節障害とは、自律神経系のバランスが異常をきたすことで、循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。

心拍数が上昇し過ぎたり、立ち上がった時に血圧が低下したり、体がそれらを調節するのに時間がかかりすぎたりします。この症状は自律神経疾患なので身体的要素以外に、精神的、環境的要素も関わって起こってくると考えられています。
身体的要因のひとつとして、自律神経系のバランスが不安定になることが考えられます。

特に小学校高学年~中学生に多くみられる疾患ですが、この時期は第二次成長期ということもあり、体の様々な機能が大人へと成長・変化していく時期にもなります。

この変化は同時に自律神経系にも起こるため、循環器系の調節がうまく働かなくなることがあります。また性格上、真面目で周囲に大変気を遣うタイプの子どもがこの起立性調節障害になりやすいと言われていますが、これはストレスを抱え込みやすいという精神的、環境的要素に関係すると考えられます。

もっとも注意しなければいけないのは、あくまでも“体の病気”であり、本人の「気合い」や「やる気」などといった根性論だけでどうにかなるということではありません。

【2:典型的な症状とは?】

典型的な症状は、

  • 「朝起きられない」
  • 「頭痛が続く」
  • 「立ちくらみ」
  • 「疲れやすい」
  • 「長時間立っていられない」
  • 「ひどい場合、失神する」
  • 「午前中に調子が悪く、午後になるにつれて回復傾向になる」

などです。

また、朝起きられないことから、不登校になる割合も多いことが知られています。

【3:病院で処方される薬の種類と効果・副作用は?】

起立性調節障害に処方される薬には、主に「ミドドリン塩酸塩」「アメジニウムメチル硫酸塩」「プロプラノロール」といった3種類の薬が使用されていることがおおくみられます。

以前は「ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット)」と言う薬も用いられていましたが、線維症・麦角中毒のリスクが大きく懸念されることから、現在は使用されていません。

また、漢方薬で「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方が処方されることもあります。

これらの薬について、詳しくご説明していきます。

ミドドリン塩酸塩(メトリジン)

自律神経の1つ、交感神経を刺激し、血圧を上昇させるために使われており、比較的作用が穏やかで長く効くのが特徴です。

心臓や脳の血管に与える影響が比較的少なく、本態性低血圧や立ち眩みなどの起立性低血圧の治療に使用される薬です。

副作用として、吐き気や腹痛などが現れる可能性がありますが、重度の副作用はほとんどありません

アメジニウムメチル硫酸塩(リズミック)

交感神経の働きを亢進させるノルアドレナリンを増やして、血圧を上げる働きがあります

交感神経の働きが活発になると、筋肉や内臓が緊張状態となり血管が収縮するため、心臓の拍動数と血流量が増加し、同時に血圧も上昇します。

一般的に多い副作用として、胸がドキドキするような動悸で、頭痛や火照った感じもみられることがあります。

プロプラノロール(インデラル)

心拍数をおさえ心臓の働きを休ませる作用があります。体位性頻脈症候群(POTS)と判断されたときに処方される薬です。ミドドリン塩酸塩やアメジニウムメチル硫酸塩とは大きく異なり、逆に血圧を下げる作用があります。

さらに、予防的にプロプラノロールを使用することによって、片頭痛の発作を減らすことが臨床試験で示されています。

飲み始めに体がだるさが出たり、めまいを感じることがありますが、症状が軽いようであれ、たいてい心配はいりません。

ただし、副作用として徐脈や心不全などが起きることがあるので、注意が必要です。

また、喘息発作を誘発する可能性もあるため、気管支炎喘息の子供さんには使用することはできません。

苓桂朮甘湯(りゅうけいじょつかんとう)

体水分の循環を改善し、水毒を取り去ることによって、めまいや立ち眩みなどの症状を改善します。

副作用として、胃の不快感やむかつきを感じたり、食欲不振なこともありますが、徐々に慣れていきます。

基本的に漢方薬は空腹の時に飲むのがもっとも効果的と言われているので、食前もしくは食間に飲むのが理想です!

【4:薬を飲んでも効かないタイプ別診断】

病院で処方された薬が飲んでも効かない場合、まずはあなたがどれに当てはまるかをチェックしましょう。

  1. 薬を飲み始めてからまだ数日しか経過していない
  2. 飲み始めて最初の頃は効き目を感じられたが、徐々に効果がなくなってきた
  3. しばらく薬を飲み続けているが、ずっと効果が薄い

1.の場合は、まだ焦らずにそのまま飲み続けてみましょう。
起立性調節障害の治療でよく使われるミドドリン塩酸塩は、服用してから2週間程度は経たないと変化が現れません。

また、服薬を始めてから2ヶ月経ってはじめて最もよい効果がでたという研究報告もあるぐらいなので、ある程度は我慢して飲み続けないと効果が期待できません。

 

2.の場合は、長期間(特に2ヶ月以上)に渡って薬を飲み続けたために、体が薬に対して耐性がついてきた可能性が高いと考えられます。

たいていは病院で処方される時に説明があると思いますが、耐性がついて効果がなくならないようにするために、長期で服用する場合学校などがある平日だけ薬を飲み、土日など学校がお休みとなる日は薬の服用も休むとすると良いとされています。

既に耐性が付いてしまっている場合は、普段の生活習慣や食生活の見直しと改善など、薬を使わない治療法を積極的に取り入れることで効果を前進させることが出来ます。

 

3.の場合、薬との相性もありますし、薬の量を増やすのかどうか?別の薬に変えた方が良いのかどうか?など、一度主治医と相談してみるのが最善です。

【5:薬では治らないということの事実】

起立性調節障害は“薬さえ飲んでいれば自然と症状が消える”疾患ではありません。

そのため、薬での治療よりも、薬を使わない生活習慣の改善による非投薬治療の方が効果も重要度も高いとされているのです

なぜなら、自律神経のリズムを整え生活リズムを本来の状態に戻すにはお子さん自身の普段からの取り組みが必要不可欠であり、薬による治療は所詮その場しのぎにしかならないからです。

起立性調節障害は日常生活における体質改善を行うことが治療の基礎基本であり、これが土台となります。ここを軽視にしていては、薬の効果も全く発揮されません。

特に、朝に強い光を浴びる習慣は起立性調節障害の方にはとっても重要なことなので、まずはこのようなちょっとした工夫から始めてみることから、面倒臭がらずにやっていくことが大切です。

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学校に行けないくらいひどい頭痛から解放されました!

お客様写真

高校2年生の冬休み前ぐらいから今までは長く続くことがなかった偏頭痛が長い間続くようになり、学校に行くことはもちろん、日常生活もままならないという状態が続くことになってしまいました。

薬だけではあまり治まらなかったため、母の勧めでこちらに来ることになりました。

自律神経の乱れもあるかもしれないということで、体のゆがみを調整してもらいました。

自分の普段の頭痛の様子に合わせて、施術の種類を変えながらやってもらったり、常にリラックスしながら行ってもらうことができました。

そのため春休み前には学校に行けるぐらいまで頭痛が治まり、部活に行くこともできるようになりました。

M.K様

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

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起立性調節障害

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